
脂肪酸(油)は体に良くない、というイメージがありますが、実はそれは、正しい認識ではありません。脂肪酸(油)は体にとってなくてはならないものです。脂肪酸(油)にも様々な種類があり、それぞれその生理的な役割が異なります。したがって、摂取する脂肪酸(油)のバランスが悪いと、生理機能のバランスも悪くなり、健康のバランスも悪くなるといわれています。日本人の食事摂取基準(2010年版、厚生労働省)では、オメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸の摂取バランスは1:4を目安にしていますが、現代の食生活ではオメガ6系脂肪酸の摂取量が多くなりがちです。そうした理由から、オメガ3系脂肪酸が注目されているのです。

| オメガ3系 |
αリノレン酸、DHA、EPA |
| オメガ6系 |
リノール酸、アラキドン酸 |
| オメガ9系 |
オレイン酸 |

| 食品名 |
オメガ3含有量 |
| 亜麻 |
20.0g |
| ゴマ |
0.1g |
| ひまわりの種 |
0.3g |
| トロ |
5.2g |
| すじこ |
5.1g |
| サバ |
3.7g |
※亜麻のデータは、ウィスコンシン州立大学 ポール・テスィト。その他食品は、五訂日本食品標準成分表(科学技術庁)。

亜麻にはリグナンを豊富に含んでいます。リグナンとは人の体内でホルモンのような働きをする化合物です。近年、身体的、精神的ストレスがガンなど生活習慣病にかかわりがあるとされていますが、ストレスで増加する脳内ホルモンβエンドロフィンが免疫機能を低下させるのが原因です。リグナンはβエンドロフィンや活性酸素をコントロールし、免疫機能を正常な状態に保つ働きがあると報告されています。
食物繊維は最近では第六の栄養素といわれるほど注目されています。腸壁を刺激して便通を則したり、悪玉コレステロールを吸着させたりします。また、満腹感が得られるころから、食べ過ぎを抑え、血糖値の上急昇を防インシュリンの分泌量を減らしますので、糖尿病予防やダイエットなどに注目を集めています。

| 食品名 |
リグナン含有量 |
| 亜麻 |
369,900μg |
| かぼちゃの種 |
21,370μg |
| 大豆 |
273μg |
| オーツ大麦 |
13μg |
※ヘルシンキ大学 ハーマン・アドラークロイツ

| 食品名 |
水溶性食物繊維 |
不溶性食物繊維 |
食物繊維合計 |
| 亜麻 |
20.0g |
10.5g |
30.5g |
| ゴマ |
1.6g |
9.2g |
10.8g |
| 玄米 |
0.7g |
2.3g |
3.0g |
| サツマイモ |
0.5g |
1.8g |
2.3g |
| りんご |
0.3g |
1.2g |
1.5g |
※亜麻のデータは、ウィスコンシン州立大学 ポール・テスィト。その他食品は、五訂日本食品標準成分表(科学技術庁)。