亜麻の歴史
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亜麻の歴史と人との関わり

紀元前 8000年〜6000年 チグリス川・ユーフラテス川沿岸で食用として栽培される。旧約聖書にも亜麻は登場します。
3000年 古代エジプトの神事で亜麻織物が広く使われる。ミイラを包んでいた布も亜麻繊維です。
西暦 1870年代 明治期に入り、北海道開発の一環として、北海道内で亜麻栽培が奨励されました。
1960年代 安価な化学繊維の台頭に伴い、昭和42年を最後に北海道から亜麻は姿を消しました。


古くから亜麻づくりが盛んだった北海道。その歴史を探る。

亜麻とは、中央アジア原産でアマ科の一年草のこと。冷涼な気候である亜寒帯地域の国々で亜麻は栽培されています。日本では北海道が亜麻の栽培地として最適であるとされています。



古くから亜麻づくりが盛んだった北海道。その歴史を探る。

明治初期、北海道開拓使のお抱え外国人・トーマス・アンチセルが提言し、当時のロシア特命全権大使・榎本武揚が採繊技術を導入し、北海道での亜麻栽培がスタート。当時、繊維産業は軍需産業であり、亜麻の利用はほとんどが繊維をとることに終始しました。日露戦争、日清戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と軍需の拡大により、北海道での亜麻事業は活発化。開拓使時代の札幌市は北8条東1〜7丁目付近には官営亜麻工場(後の帝国繊維)、東8〜14丁目付近には官営ビール工場(後の札幌ビール)があり、道内では85カ所もの亜麻工場が存在したほど。北海道にお住まいの一定年齢以上の方々は、初夏の美しい亜麻畑の光景や収穫をお手伝いした記憶が原風景となっている方も多いはず。当時は北海道内どこへいっても亜麻の美しい姿が見られたのです。栽培のピークである昭和20年には、全道で4万haが作付けされていました。しかし、終戦後、化学繊維が安く製造できるようになり、昭和40年代を最後に亜麻は姿を消してしまいました。

このように、かつては繊維のみが利用されていた亜麻ですが、私たちは、近年明らかになってきた種子の保健機能にも注目しています。そして、約40年ぶりに北海道(日本)で亜麻栽培を復活させ、かつてのように北海道のいたるところで亜麻の花が咲き乱れる風景をつくりたいと夢見ているのです。

北海道内の亜麻作付面積推移